百歳、百人、百様の知恵

図書館のリサイクルでもらった1995年刊行の本ですが、老母にあげたら、一生懸命読んでいる。
登場する百人の百歳以上の老人達がいろんな百様の生きる知恵を披露するわけですが、
インタビュアーや、編者たちの編集の巧みさなのでしょうか、とても評判がいい。
一人一人のプロフィール履歴も詳細に掲載されており、年寄りたちの人物像がリアルに立ち上がっている。
みんな明治生まれで、大正、昭和、平成を生き残った人達ですから、面白いエピソードがなくはない。
読み終わったら、老人仲間たちに回し読みするみたい。
『猫は夜中に散歩する』の田中小実昌によると、オジイになる順序は「歯」→「目」→「マラ」で、
ハメマラの世界がやってくるのですが、ここに登場の百人さんは、入れ歯が一本もない人もいるし、ひょっとして朝立ちもしている百歳もいるのではないかと思いました。だけど、女の人が多いから朝立ちはないかぁ。
猫は夜中に散歩する (旺文社文庫)

猫は夜中に散歩する (旺文社文庫)