屁爆弾さん、記憶(5)

hebakudanさんのおねぇさん(id:heba)が、金子光晴の詩「落下傘」をアップしています。
そうだ、屁爆弾さんは金子光晴も好きだったんだと思い出し、こんな記事を発見しました。
コメントのカキコもありました。
『本と屁爆弾』さんが、『千人印の歩行器』に反応して面白い記事を書いてくれています。『わが憧憬のお変わりクン十傑』です。
 エントリーされたのは、【1】正岡子規【2】宮武外骨【3】南方熊楠【4】斎藤緑雨【5】河盛好蔵【6】西江雅之【7】池田清彦【8】呉智英【9】内田樹【10】柳家小三治、です。

 ここで言うお変わりクンの定義は『本と屁爆弾』で確認して下さい。番外編で赤瀬川原平金子光晴なんかがエントリーされています。僕もバトンで十傑を考えることになったのですが、ちょいと変化球の屁爆弾にします。
★「僕が会えたかも知れない、会ってみたかった先に死んでしまった人」という限定での『わが憧憬のお変わりクン十傑』★

hebakudan 2005/07/27 01:58
おお、葉っぱ64さんのリスト出ましたね。三島、川端は私にとっても大きい人です。学生時代は川端の耽美的な作風が好きじゃなかったけど、そうじゃないことがだんだんわかるようになって来ました。山田風太郎色川武大須賀敦子、いいですね。須賀さんの読書案内を読んでかつて良い本を何冊も知ったものでした。武田百合子さんのエッセイもいい。娘さんの武田花さんも好きです。この中で私が一冊も著作を読んだことがないのは日野啓三。この方についてはお名前しか存知上げないで
す。こういうのは自分以外の方のリストを見るところに大きな楽しみがありますね。できれば他のかたの十傑リストもぜひ拝見してみたいです。
kuriyamakouji 2005/07/27 08:15
日野啓三さんは、こちらによくコメントしてくれる「かぜたび」さんが晩年の日野さんをよくご存知です。「かぜたび」さんと接点が出来たのが、日野啓三の本でした。初期では『天窓のガレージ』が好きですけれど、病に倒れたからの著書群はどれも好きです。武田花さんの写真がいいですね。後、女の人で池田晶子さんが気になったんですが、現役だし、小島信夫にしろ鶴見俊輔にしろ、吉本隆明にしろ、青山二郎、みんな長生きしていますから、エントリー出来ませんでした。澁澤龍彦や、種村季弘竹中労俳人の加藤郁也はちょいとお目にかかることが出来ましたから、こちらもエントリーしませんでした。
hebakudan 2005/07/27 15:11
そうそう、池田晶子もいい。それと塩野七生さんもぜひ入れたいですね。こうなると十傑リストがどうしてもパン屋の1ダースにはなる。そこを無理に絞るところが面白いのかも知れませんが(笑)。私は不思議と外国人名は思い浮かびませんでしたが葉っぱ64さんはいかがでしたか。思い浮かんでも落としたの?
kuriyamakouji 2005/07/27 20:27
塩野七生さんはいいですね、怖いけれど、笙野頼子さんはどうでしょうか、
hebakudan 2005/07/27 21:31
笙野さんは私の中では十傑圏には少し遠いです。勝手な決めつけで誠に申し訳ないけれど斉藤美奈子も入れられない。外側に揺すぶられてるから。世間の比較評価の中で勝負している人々では私のユニーク傑人としては失格です。山下清などは彼女たちが10人たばになってもまだかなわないものがある。葉っぱ64さんが挙げられている岡本太郎もすごい傑人だと思います。女は生きている間のガッツとファイトがものを言うけれど、本当に光る男たちは死んだあとからが強い(笑)。
ところで、ちょっと気づくのが遅れたのですが南雲さんとかぜたびさんのコメントに読み応えを感じました。言葉を簡単にポイッと投げ捨てておられない。芯と実(じつ)のあるご発言ですね。背筋が伸びるような気持ちがします。

改めてhebakudanさんの言葉に接すると「屁爆弾さんのそのもの」っていう感じです。
2005-07-27 - 葉っぱのBlog「終わりある日常」