空耳で爆笑、耳垢でquarantine


「保坂和志&がぶん」さん経由ですが、がぶんさんの「笑いのセンス」で取り上げたものだと思うが、笑ってしまった。
「空耳」は「妄想耳」に近いものだと思うが、
先月、急に耳が遠くなり、ひょっとして、ガン細胞が脳あたりに転移して、「やばいんじゃあない」と、近くの耳鼻咽喉科に行きました。
検査すると、耳垢がべっとりと鼓膜に付着して壁塗り状態になっていたのです。
まさに、「quarantine」状態(今、読書中の大江健三郎の『取り替え子』によると隔離、交通遮断、排斥、孤立化…)でした。
取り替え子 (講談社文庫)
買い物に行ってもレジの子のいらっしゃいませ、○○○円ですが、
遠くの方から聞こえて聞き直すことが度々でした。
テレビの音も小さく聞こえる。いつも19〜20位だったのに、
ボリュームが半減した感じ。お袋の耳と変わらない状態。
原因が耳垢だったのです。先生に耳掃除をやってもらいました。
出るは、出るは、耳垢くん!
さっぱりして、途端に世界が開かれました。
トンネルが開通した感じ。壁が壊された感じ。
まさに、ゴール!

そう言えば僕の得意技の一つは、
エリック*1のように耳をピクピク動かすことが出来るのです。

*1:岡田真澄のお兄さん