ベストセラーを読む

親鸞 (下)もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら1Q84 BOOK 3マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則
最近、ベストセラーものは図書館のリクエストで読むことにしている。
予約待ち人が沢山いらっしゃるから、ひょっとして1年以上になるかもしれないが、急ぐことはない、購入して積読になっている本は[殆ど地元の本屋さんにない本です]、本棚にあるから、それを読めば良い。
それでも、今までの予約リクエストがたまっているから、
突然、話題の本の読む順番が来たとの連絡が図書館から入ります。
一昨日、五木寛之の『親鸞 下』を読む。上巻はだいぶ前に読んでいるのですが、下巻を読みながら思い出しました。
スゴク面白かった。エンターティメントとしても楽しめましたよ。
吉川英治の『親鸞』は昔読んだが時代小説のノリでした。
山田風太郎池波正太郎司馬遼太郎などなど、時代小説にハマッて行くモードが僕にはあるから、気をつけなくては、
ベストセラーと言えば、85万部も売れているという岩崎夏海の『もし高校野球の女子マネジャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』も借り出しが出来ました。これから読みます。
追記:読了しました。良い意味で予想が裏切られとても面白かったです。『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』のとても大事なキーワードは「真摯」「顧客に感動を与えるための組織」だと思うが、現在、図書館モードにシンクロしている僕にとって、『もし補助金がカットされた財団法人の女史マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』という文脈で勝手に改造しながら、読み進んでいました。とても触発されるヒントがありましたが、「図書館にとって顧客とは誰なのか?」は、市民、府民、地域の人々であろうが、それらの人々に「感動」を与える組織とは?とても難しい。だけど、本書はそのことの道行きを丁寧に適切なドラッカーの言葉を挿入しながら、一歩ずつ説得力を持った物語で記述して行く。本書のような構成の本はいまだかって読んだことがない。こんな風に編集してゆく巧みさに驚きました。ライブ感もあります。85万部も売れた秘密の一端がちょっと理解出来た気がしました。
村上春樹の『1Q84』の1巻、2巻は購入してすぐに読んだのですが、今回の3巻は図書館にリクエストしました。多分、順番が回ってくるのは数年かかるのではないですか?
でも、ベストセラーは旬を外れた時に読むのも乙なものです。
へそ曲がりですねぇ。
追記:画家の榎本香菜子の作品「最後の個体」と「タンポポ・ベビー」が、「アーティストが表現する海・水辺」ARTBOXインターナショナルという画集に収録されています。こちらも図書館にリクエストしておこう。高価な画集なので、取り寄せてくれるかわかりませんけれど。