もう一度放射線をあてる?
- 作者: 藤野邦夫
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/04/01
- メディア: 新書
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「やる?」って頷かれても困るわけです。(汗)
一度研修医の女の子に放射線を「二度あてる」ことについて質問したことがありましたが、大学で教わったことは放射線治療は同じ部位では一度切りだと言うことでした。でも現在進行中の原発の放射線、放射性物質などの報道を聞くにつれあまりにもわからないことが多過ぎる。だから、思い切って「自己責任」でサルベージにチャ
レンジしてもいいかもしれないが、医師と患者が確固たる強い意志
が必要とされるでしょうねぇ。
ところで「再燃」という言葉もよくつかわれていますが、本書によると《ホルモン療法が効かなくなって、のこったガンが増殖に転じることを「再燃」と呼んでいる。》
僕の場合は「再発と再燃」の合体 なわけだ。のこったガンを抗がん剤でやっつけようとするわけですが近藤誠 の文藝春秋二月号の特集記事を読むにつれ「抗がん剤に対して」疑心暗鬼になりますねぇ。イレッサ訴訟の判決が出ましたが、だからと言って再燃、再発ガンに対して抗がん剤にかわるべき治療があるのであろうか?
近藤誠さんの言うように「何にもしない」選択も賢明かもしれないが、この選択も勇気がいる。
それで免疫力アップというマジックキーワードでさまざまな代替医療にアクセスすることになるわけで、これもいた仕方ないことでしょう。