牛車腎気丸

病院内には図書館があるけれど医学書の専門書店もある。
一般の新刊書は地元の図書館で手配するのに情報収集のためにと医書専門書店を覗いたのに、やっぱ購入してしまった。看護師のためにスキルアップテキストとして上梓された本。
国立がん研究センター中央病院看護部編集『がん化学療法看護』です。しかし、即応で知りたかった「末梢神経障害の対策とケア」の項目で《抗がん剤による末梢神経障害に対しては根本的な治療法、治療薬などがないのが実情である。そのため早期に症状を発見して、原因となる薬剤を中止。あるいは減量することや、薬剤を変更することが対策の基本となる。》
抗がん剤をやめるかどうかの決断が迫られるわけだ。どうも化学療法って自己責任というか決断主義っていうか、患者にボールが投げられる場合が多い。悩むねぇ。
ところで、学研の『外来がん化学療法』でも触れられていたが、本書にも《パクリタキセルによる末梢神経障害の対処法として、ビタミン剤以外に漢方薬(牛車腎気丸)やグルタミンを使用することもある。》と書かれている。
どんな漢方薬か調べてみる。
http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se52/se5200025.html