私たちはこうして「原発大国」を選んだ
私たちはこうして「原発大国」を選んだ - 増補版「核」論 (中公新書ラクレ)
- 作者: 武田徹
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2011/05/10
- メディア: 新書
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先日から地元のモール街にある本屋で「まだ入荷しないの?」ってプッシュしていたがやっと入荷。さっそく購入。
原子力発電のような先端科学は歴史的に安全性が実証されているわけではない。だから潜在的なリスクが常につきまといます。核エネルギーをどう受け入れるか、あるいは拒否するかは、不確定な未来を選ぶという点において最終的に「賭け」にならざるをえない。そのときに大切なのは、できるだけ多くの情報をもとに、可能なところまでは科学的な確定性の領域に踏みとどまってから決断を下すこと。野球のピッチャーになぞらえると、ボールを早々に放つのではなく、ギリギリのところまで我慢してボールを指に引っかけながら手放すことで、自分自身をより正確にコントロールする。なるべく多くの確実性をもとに「賭け」に臨む態度が必要です。(p9)
武田さんの立ち位置に僕はシンクロする。