梅棹忠夫


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ETV特集で「続報放射線汚染地図」を視聴したけれど、続いて放映された「暗黒のかなたの光明〜文明学者 梅棹忠夫がみた未来〜」は素晴らしいドキュメントでした。
「知性」の「業」が原発を生み、抗がん剤も生み、ありとあらゆるコントロールの効かない科学的知性が暗黒に向かって突き進む。
最期に光明があるとしたら、理性×英知の「英知」ではないか?
小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ | 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章氏による情報
選択は政治の問題であろう。戦後、重大な局面に僕たちは「民主主義」を手放さないでやって来れたか、その事が問われる。
抗がん剤点滴をこれからも継続するかどうか悩んでいます。僕の中の「国民投票」(民主主義)か、思考停止の「バターナリズム」(父権主義)で担当医にお任せか、結局、「同意」であれ、インフォームドコンセントという「決断主義」が採用される。その決断の動因の一つに僕自身が医者どころか科学者ではないのに、その上、「去勢手術」しているのに「性的欲望」の強度に負けない「知的好奇心」によってほととんど間違いなく「抗がん剤点滴」を継続すると思う。わかっているけどやめられない!
梅棹忠夫は「理性」(知的想像力)を欲望の「業」と捉えている。