がんばっています宝島

http://news.nifty.com/cs/world/worldalldetail/sech-20110713-20110713_00012/1.htm

何でもやってしまう雑食性出版社「宝島」のムック本「原発の深い闇」を駅前で夕食の食材を買いに行ったついでに購入。
どうも宝島のものは立ち読みにしろ手が伸びる。抗がん剤副作用で足のむくみ対策に付録がメインの「美顔ローラー」を購入したこともありました。担当医に笑われて退院時に看護師にあげちゃったけど、宝島社の時にはトンデモな商品開発に拍手喝采してしまう。
ムック本のライナップも面白いものが多いけれど、今回のムックのまえがきには別冊宝島編集部として飛んでるメッセージがアップ。原発の深い闇 (別冊宝島) (別冊宝島 1796 ノンフィクション)

まえがき 原発は国ぐるみの詐欺

東京電力福島第一原子力発電所の人災事故によって、
この国の本性が明らかになりつつある。
一言でいえば“八百長国家”の姿だ。
国民が汗水たらして稼いだカネの上澄みを、
強力な利益共同体がかすめとる。
その親玉が、原発シンジケートだったのだ。
利益の源泉は電気料金と税金。
電力会社は事業にコストをかけるほど、
利益を電気料金に転嫁できる、儲かる。
原発は危険ゆえに、税金も喰いちぎるコスト高な事業だ。
そのカネに群がったのが政治家、官僚、ゼネコン、
商社、メーカー、流通、学者、メディア、文化人……。
つまるところ、オールジャパン原発利益共同体である。
原発のカネは一度喰ったらやめられない――。
目下、その事実を隠すために、
大量の「嘘」と「隠蔽」がまかり通っている。
電力不足キャンペーン、政治の原発再稼働宣言……。
許しがたいのは「暫定規制値」を都合よく引き上げ、
放射能漏えいによる被曝や食品汚染の実態を、
国ぐるみで隠そうとしていることだ。
この巨大な詐欺とどう対峙すればいいのか?
原発の闇は深い――。
その事実を知り尽くすこと、そして声を上げ続けること。
本誌がその一助となれば幸いである。

                 別冊宝島編集部