合掌・原田芳雄

僕の大好きな俳優が亡くなりました。合掌。

http://news.nifty.com/cs/entame/showbizddetail/yomiuri-20110719-00649/1.htm
動画 - はてなダイアリー
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110712/ent11071206250002-n1.htm
辺見庸著『屈せざる者たち』(朝日新聞刊1999年)で辺見庸左幸子と対談しているのですが、左幸子の言葉を送ります。(p101)屈せざる者たち
辺見 死の恐怖を克服したいという気持ちはお持ちだったですか。
左 そういうことってあまり感じないんですね。小さいころは、お葬式があるとうれしかったんですよ。葬式まんじゅうがもらえるから。田舎の葬式では、「あれ、逝かれましたけ、気の毒な」と言うんです。「寿命ながですねぇ。それでも、あんたあ、ついこの間まで一生懸命やっとられたから――やっとられたってのは、仕事ね――言うことないっちゃ。ああ、南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」と遺族に言う儀式があるんです。だから、送る側が安心しているわけ。それが音楽のように聞こえたんですね。そういう原風景があるから、あの世は怖いものではない。

生きながら死人となりてなり果てて思いのままにする業ぞよき(至道無難禅師)