ユニコード戦記
- 作者: 小林龍生
- 出版社/メーカー: 東京電機大学出版局
- 発売日: 2011/06/10
- メディア: 単行本
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僕はユニコードについてbk1の書評ポータブルで教えてもらいました。
http://www.bk1.jp/contents/shohyou/Index
「ユニコードの成功も世界平和のひとつのステップ:各国文化の尊重に先にある世界標準化に向けた奮闘記」(rindajonesさん)を読むと、
「取り替え可能な標準化」と「取り替え不可能な個別」の鬩ぎあいの戦いは「文化の曼荼羅」をどのようにより最適にアーカイブズしてゆくかは「科学技術」と「哲学・思想」を基底にした歴史観が要請されると思うが、「歴史観」そのものも一本ではない。何を選択するかの悩みは常について回る。
http://www.bk1.jp/review/0000493525
世界の言語の数をウィキで調べるとその多さに驚きます。
◆言語の一覧 - Wikipedia
http://www.bk1.jp/review/493486
http://d.hatena.ne.jp/l-library/20110713/1310537818
一方で僕たちは普遍化を志向し、世界でたった一つのものを欲しがる。
利便性の「文明」とこのうえなく不便な「文化」に固執する。
どちらも都合よく手に入れたいのだ。
ただ、一度削除したものは再現出来ない。「消え去るもの」を一歩手前で一時停止して、
アクセスする回路を「保存」することもアーカイブズの仕事でしょうねぇ。
好きな女の子、男の子はこんな子って理想を語っても(大体、市場原理による標準化アイコン)、
実際に好きになる個別側面では「想定外」(笑)。
本来「想定外」とはこんな個別具体的なサプライズで使って欲しいものです。