2004-08-11から1日間の記事一覧

絵筆で呆けた町屋の旦那

◆『動植綵絵』(小学館)の生き物たちはユーモラスで、たくましく、一緒に遊び呆けて、ただただ、絵筆をふるう若冲が笑っている。八十五歳の長寿を全うしながら、その線と色との生きることのざわめきが作品全体の中で横溢する。 錦小路の青物問屋の旦那は家…