鎌田東二/神道ソングライター???

宗教哲学者であって、神主の資格も持って、学問的探求と芸術的創造を目指すフリースクール『東京自由大学』を設立し、『神道ソングライター』としてライブ活動もやっている京都造形芸術大学の教授でもある鎌田東二は、昔、中上健次との共著『言霊の大地』で名前を知ったぐらいで、彼の本はまだ、一冊も読んでいません。なのに、気になったのは、今日の毎日新聞の夕刊で、大きく“宗教の「魔」的境地に踏み込む”というタイトルで、彼の新刊『呪殺・魔境論』(集英社)が取り上げられ、記者の署名記事で中々面白く興味をそそる鎌田東二が紹介されたからです。彼は自らを「宗教学者と宗教家との境界領域にいる」と位置づけているらしい。彼は《滝行の最中に<意識の座が自己の内にでなく、外に、しかもきわめて具体的で、右頭上五十センチばかりの中空にあるのが自覚できた>》らしい。記者は書いている《鎌田さんは「宗教者は修業を通じて、ある時点で絶対者と融合する神秘的な体験をする。その時点でなお、ブッダやイエスのように、自らに批判的な目を持ち得るかどうか。そこが肝要だ」と語る。今、精神医学の方面からも宗教に迫ろうと、岡山大学院歯学総合研究科の博士課程で学んでいる》と。益々分からなくなります、53歳です。念のため、bk1評者のオリオンさんは、と検索したら、さすが、鎌田東二の『神道とは何か』(PHP新書)にレビューを書いていました。
しかし、「神道ソング」何て、CDがあるのでしょうか、昨日テレビのニュースで京都の西本願寺のお坊さんたちがが声明を朗々と京都のコンサートホールでドイツの少年聖歌隊と競演をしていたが、かような試みは始めてと報道していた。神道では無理だろうなぁ…。⇒♪『神道とは何か』
神道ソングCD⇒『ムーンサルト・プロジェクト』で発売ですって、う〜ん、