pipi姫

また、他にもそそられたのは宮崎駿論だ。宮崎監督=ロリコン少女愛倒錯者説にはちょっと驚いたが、しかしそういえば哲学者森岡正博氏も『男は世界を救えるか』の中で「風の谷のナウシカは「ロリコン・エコロジカル=フェミニズムの金字塔」と言っていたことを思い出した。この人たちってそういう目で宮崎アニメを見ていたのね……(笑)。

ぼくも、ぎっくとする、こんな一節を書いている“pipi姫”さんが、斎藤環の『フレーム憑き』のレビューをbk1にアップしています。⇒♪“レビュー”です。もう一つ追加:『絶望 断念 福音 映画』にもpipi姫さんはレビューを書いていますが、両書とも★★★★★です。

[…]それを、宮台は「未来社会のシステム>主体」(システムが人間に優越する)の恐怖を描くと見えて、「主体<システム」が不釣り合いに強調される。…「疎外論」時代の映画の意味論と、「物象化論」時代のそれとの違いに対する無知」だと一言で言い当てた。―pipi姫レビューより―