観て、読んで欲しい「きょうのできごと」

前日のさわこさんのコメントで、妻夫木聡にリンクして映画「きょうのできごと」(行定勲監督)をオススメしたので、ぼくの旧ブログより、関連データをコピペしました。
 保坂和志HPより、『きょうのできごと』の解説文がアップされたので、貼り付けます。メルマガを購読すると、月一のペースでロム出来ます。⇒『ジャームッシュ以降の作家』
「きょう」と「あす」の境界線はどこにあるのだろうか?映画『きょうのできごと』を観ました。原作の柴崎友香著『きょうのできごと』も面白く、二重に得した気分になりました。関西弁の会話が生きており、会話のやりとりで、観せる映画、読み手を巻き込む言葉の動きの見事な回転は、他の柴崎友香の本扉に飛び込みたくなる欲望を引き出してくれました。解説を保坂和志が書いており、『ストレンジャー・パラダイス』のジム・ジャームッシュ以降の作家であると、位置づけている。

 ー未来には希望も絶望もないけれど、今はある。見たり聞いたり感じたりすることが、今このときに現に起っているんだから、フィクションだけでなく、生きることそのものも、過去にも横にも想像力を広げていくことができるのではないか。もしそれが未来に向かったとしても、過去やいま横にあることと等価なものとしての未来だろう。−

参照: 『bk1データー「明日も昨日も、きょうのできごと?」』
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