風のたよりで光の彫刻そして、音…

田原桂一 光の彫刻H(エッチ) (眼の友)
『風の旅人』の編集だよりで、田原桂一展を紹介している。さっそく、ネット上で、初体験しました。「アートか装飾品か」、それについてのブログのコメントが面白かったです。作品それ自体でなく、演出効果によるパフォーマンス、解釈という謎めいた言葉で光を当てて、ひとりのアーティストが市場に誕生する。かような事情は写真であれ、絵の世界であれ、小説であれ、共通の問題が横たわっているのでしょう。「文学かエンターテインメントか」にしたところで、了解済みの装置で演出するかどうかで、文学になったり推理小説などになるのでしょう。「アート」に触れる困難さは、ぼくのように審美眼に自信のない者は、ひたすら、いい作品を観たり、聴いたり、読んだりするしかないのでしょう。でも、もう感受性が減退した今では遅すぎますか?若い人は一杯、いい作品に触れて欲しいですね。
参照:♪風の旅人という雑誌♪