二つのバージョン

◆NHK番組に関してネット上でも、色々具体的な提案が出ていますが、武田徹内田樹平川克美三氏の二つのバージョンをNHKで放映するといった問題解決策は視聴者も朝日新聞社もNHK当局も政治家もすべてが納得出来るはずです。おまけに視聴率も高視聴が見込まれるでしょう。こういうときだからこそ、民放であれ、他社の新聞社であれ、圧力が原因と言われるカットされた内容をクールに検証する場を公開するように要望するなど、他のマスメディアが積極的に報道すべきでしょう。

◆要は選択的に正しい報道はあり得ない。その判断は聴く人に任せる。もし中立公正の報道をモットーとしているなら、様々な意見を並列して流すしかないでしょう。それは具体的に非常に困難でしょう。でもその方向性だけは見せるのは当然である。しかし、会長問題と言い、言っている事とやっている事とがあまりに違いすぎる。NHKにとってその中立公正の姿勢を見せるいいチャンスではないかと思う。本当にそのモットーを旗印にしているなら、なんら誰からも指弾されるはずはない。二つのバージョン放映は大歓迎!。HNKは視聴者の要望を歓迎しています。今度、大阪城公園に行ったとき、NHKにお邪魔しよう、ちゃんとした窓口が設置されています。専門の担当者がいます。しかし、報道各社の対応を見ていると、NHK対朝日新聞社の構図に単純化、矮小化しようとの傾向が見える。問題は、政治家の圧力の問題で、例え報道内容が左であれ、右に偏向したものであれ、NHKが自主報道の姿勢でもって断固とした報道をしているなら、ぼくは内容を問わない。それはその後にくる問題で議論を尽くせばよい。今回の問題はそれ以前のNHKが政治家の思惑を忖度しているのではないか、そういう疑惑が尾を引いているからかような問題が浮上するので、その疑惑を晴らすような戦略をとるような方向性を示して欲しいと思う。問題は対朝日新聞でなく、対政治家問題なのです。その辺の説明をはっきりとすべきであると思う。