それぞれの革命・切実さ

神奈川新聞社が2/1より、ブログを始めました。“カナログ”って言うのですが、これからどのように運営されるか見守って行きたいですね。地方新聞社から全国紙とブログの特徴である参加型コメントが新聞という舞台を借りてよりよい力を持つことはとてもステキな動きです。そりゃぁ、ノイズが沢山あつまるでしょう。そのへんの舵取りにコストがかかるかも知れない。始まったばかりので、明確なコメントは出来ませんが、いい方向に拡がって行けば、ネット言説も力を持ち、信頼性、少なくとも無視出来得ないものとなるでしょう。NHKも信頼確保にブログを始めればいいですね…。そんなことを思いながら、茂木さんのブログをロムしていると、こんな胸打つフレーズが飛び込んできました。

…科学のいいところは、世間の人々が何を考えていようと、この世界を動かしている真実さえ掴んでしまえば、たった一人で革命が起こせることである。…ー茂木健一郎クオリア日記『たった一人の革命』よりー

武田徹氏がオンライン日記で連日“切実さ”(1/30,31)について書いている。科学者でないぼくにとって、説得力を持つ言葉は武田さんの言う“切実さ”だと思う。そのことが逆に自己語りの臆面さを露呈することになろうと、ある行為の原動力が深いところで自前の懐を傷つけたり、燃焼したりするものなら、聴き手もきっと、多少なりともシンクロするはずだ。その効果が即効として表に顕れなくとも、潜在化するはずだ。そういう意味で武田徹氏は“たった一人のジャーナリスト”でも、事は起こせるはずだと、信じている。ぼくらだって、たった一人のブロッガーであれ、言葉に“切実さ”があれば、小石程度の波紋を広げることは出来るだろう。“狂気”を蔵しない言葉は畏れずにに足りない。切実な想いで彼はニューヨークを去る。西へ…『25時』はそんな映画です。たけちよさんにとってのニューヨークはどんなかたちに変貌しているのだろうか…。♪『あの日から世界が変わった』