『旗本退屈男まかり通る』

「退屈男の本と街」の退屈男さんは、本にまつわる、興味のない人にはゴミとしか思えない話でも紹介してくれます。最新のエントリーでも『本の人生 本との人生−末端古本屋雑記帳−』というオモロイブログをアップしてくれました。僕もさっそくアンテナ登録しました。ぼくも含め、退屈男さん、みなさんにとって、“本の人生さん”が前振りに書いたブログに関するコメントは、それぞれに気になることだと思います。

ネットで、こうしてブログとか、他人の日記を読んで思うのだけれど、今日どこへ行ったとか、何を食べたとか、どんなテレビを見たとか、ここには「自分のこと」が溢れている。芸能人やスポーツ選手の日記なら、それなりに関心を持たれ読む人も多いと思うが、どこの誰かもわからぬ市井の人の「日常」など継続的に読んでくれる人などいるはずがない。

退屈男さんは、みなさんどう思いますか?と疑問を投げかけ、自分なりに答えているのですが、僕も退屈男さんの《「こう考えた」だけより、「こういう日常のなかで、こう考えた」の方がおもしろい。「こう考えた」とあえて書かなくても、その考えが潜んでいる「日常」であれば、「日常」自体がおもしろい。》コメントは至言だと思う。僕もコメント欄にカキコしましたが、発展途上のブログにとって、「日常」だけは譲ることの出来ない定点だと思う。
◆追伸:退屈男さんがブログでハンドルネームの由来を書いて下さいました。

いぜんにも書いたが、“退屈男”というのは大滝さんの「ROCK’N’ROLL 退屈男」からとったのでした。ついでに、右上にある「読書好き、趣味趣味生活。」というキャッチフレーズ(?)は、「趣味趣味音楽」という曲から。

市川歌右衛門(片岡知恵蔵)でなく大滝詠一でした。