早稲田文学

“陸這記の仲俣暁生さん”が『早稲田文学』がフリーペーパーするとの東京新聞報道に関してブログでコメントしている。出版社が発行するPR誌は一応、定価がついているが、店頭で貰える。フリーペーパーというからには、そんなPR誌と違って、書店の店頭に限定しないで、色々な場所で配布され手に入れることが出来るのでしょう。それにしても、大学側から一千万円の資金援助を受け、時給百円以下で、学生たちが働いて何とか“早稲田文学”を支えたと知ると、お金の流れはまるっきり、おこぼれとしても、かようなところへ、流れないんだと改めて哀しくなります。哀しくなったってしょうがないが、フリーペーパーになれば広告収入に依存するわけでしょう。そういうやり方で、“早稲田文学”を発刊し続ける意味は何だろう。商業誌で『風の旅人』のように広告収入なしでやっているところがあるのに、「なんでだろう」と思います。
参照:『風の旅人』編集だより :「風の旅人」の背景②