アミティエ（朋友愛）なんです

茂木さんのクオリア日記をロムすると、朝日カルチャーセンターでの高橋源一郎×内田樹の対談を源一郎さんのお嬢さんの橋本麻里さんと茂木健一郎さんがが聴きに行っている。お二人は、「近代文学」という制度について語り、高橋源一郎さんは、７割の明晰さと、３割の謎、が読者を惹きつける「近代文学の産業構造」があって、それが流通し、再生産されてきたのに、橋本治さんの書くものには３割の謎がないという。だから、批評家たちはどう扱ったら良いか、分からないのだ、というのである。というようなことを茂木さんはブログにレポを書いています。ということは、１０割の明晰さで橋本治の本は書かれているのかな？でも、小説はともかく『人はなぜ「美しい」がわかるのか』は謎が一杯に仕込まれているような本だと思いますが、このカルチャーセンターでの対談がどのような文脈で語られたかは、全文読むか、聴くかしないので何とも言えませんね…。どうせ、活字となって発刊されるでしょう。それまで楽しみです。ＭＰ３でもいいのですが…。でも、今、「内田樹ブログ」を覗くと「ニッポンの小説は再生できるか」というエントリーがアップされている。まるで、示し合わせたかのようなシンクロぶり。それによると、この対談は誰も録音していなかったみたいですね。残念無念。しかし、面白いですね、お互いのブログでドンピシャリ、ネット交換するのは、これに高橋源一郎さんが一枚加わればと思うが、直ぐには無理でしょう、念のため高橋さんの日記サイトも貼り付けておきます。