自治会

きょうから4月で、新制度がスタートしましたが、▼個人情報保護法もそうですね、これから一年間、自治会の仕事をやるハメになりましたが、ちゃんとした、自治会名簿なんてないのですね、個人情報保護法に抵触するのです。自治会は勿論、行政と違うのですから、行政から自治会員の情報を仕入れるわけにはいかない。最低限、自治会費を払う時の氏名と住所は届けているはずですが、それを一覧表として名簿を作成するわけにはいかないのでしょう。そんな名簿がなくて活動するのかと思いました。世帯として660軒あるみたい。そんなゆるい、ゆるい組織なのです。その一方で民間会社の組織の締め付けは一段と厳しくなっているみたいですね。『風の旅人・13号』(103頁)で保坂和志は一部の職場で異常な管理体制が始っている状況を「“想像力”の危機」として語っています。

確かに文化とか教養は一面では形がなくて脆いのだが、それらは本当は実体があり、表面的に考えるほど脆くもない。数字によってしか価値や効果を測定できない思考法に向かってそのことを証明するのは難しいけれど、その強さは例えば社会が危機に陥ったときに証明される。文化や教養がしっかりと定着している社会は復元力があるけれど、それをないがしろにしてきた社会はぼろぼろに崩れていく。

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