気になった本

自己再想像の“法”―生権力と自己決定の狭間で国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて植物あそび (福音館の科学シリーズ)ぼくもいくさに征くのだけれど―竹内浩三の詩と死大仏破壊 バーミアン遺跡はなぜ破壊されたかシルバーヴィラ向山物語 母のいる場所 (文春文庫)ドキュメント 戦争広告代理店―情報操作とボスニア紛争
◆大阪造幣局桜の通り抜けに行って来ました。毎年のことなので又一年が経ったという、今年も桜並木を歩いているという感慨だけですね。恒例の行事で花札を捲った、さてこれからは…って感じですか、昨日は宇治川、木津川、桂川三川合流地点で淀川となる背割りのソメイヨシノロード1,2キロを歩いたばかりだったのです。この時期はどうしても桜に惹かれます。よく一緒に歩く相棒が体調が悪く、眩暈がするので、仕方がない、ひとりでぶらついたのです。
梅田の本屋に寄って棚めぐりの歩行チェック。読んでみたいです…。
仲俣昌樹『自己再想像の<法>』(御茶の水書房)

  • 本書のサブタイトルは“生権力と自己決定の狭間で”です。金沢大学医学部附属病院無断臨床試験訴訟を素材としています。僕のメインの関心どころはまさに“生権力と自己決定の狭間”で、こんな本を見つけると、読みたくなるのです。

佐藤優『国家の罠』(新潮社)

  • 本書の評判はすこぶる良いみたいですね、この外務省のラスプーチンと言われた男の言い分を聴いてやろうじゃあないかとチェックです。

ながたはるみ『植物あそび』(福音館)

  • 落合恵子毎日新聞の絵本屋の日曜日に紹介していたのですが、凄く楽しい遊べる絵本みたいですよ。

鎌田東二『翁童のコスモロジー〓』(新曜社)

  • 還暦を越えた翁も童、同じコスモロジーを生きている、そんなテーマで作者は二十年も考え続け、書いた四部作なのですが、〓巻は手に入らないみたいですね。図書館で借りますか。この先生は大学の講義で神道ソングのライブもやるらしい。CDも発売されています。*1

稲泉 連『ぼくもいくさに征くのだけれど―竹内浩三の詩と死』(中央公論新社)

  • 映画『母のいる場所』でも評判を呼んでいる久田恵の同名ノンフィクション『母のいる場所』(文春文庫)や、他の作品でも御馴染みの息子、母子家庭で保育園にやろうにも不登校で、とうとう子連れで働ける場所はサーカスの炊事係りで、久田母ちゃんは子育てに奮闘するのですが、その息子が大きくなって、お母さんと同じ大宅ノンフィクション賞を貰ったのです。この情報を知ったのはginzburgさんからなのですが、実際、驚きました。結構、久田さんの本は愛読していたので、息子さんのことは記憶にあったのです。あの子がこんな立派な仕事をしたのだと(まだ読んでいませんが…)、何か身内でないのに、嬉しくなりました。*2

高木 徹 『大仏破壊―バーミアン遺跡はなぜ破壊されたのか』(文藝春秋社)