剛速球な新聞書評コラム

毎日新聞の日曜日(4/10)書評コラムに梨木香歩さんが<気負いのない行動>というタイトルで『風の旅人』(ユーラシア大陸)に触れていた。昨夜久し振りにbk1に書評投稿したのですが、このコラムを読んでいなくて、『風の旅人』の書評を投稿したのです。まあ、読んでいなくて正解だったかも知れません。読んでいたら、恐らく梨木さんのこの雑誌に対する熱い想いにタジタジとなって投稿を躊躇したと思います。*1

[……]創刊号を見たときの衝撃は忘れられない。どんな雑誌も、創刊号にはとても力を入れるので、大体その一冊で作り手の側の志向性やテイストがほぼ分かるものだが、少し遊びというか、力を抜いた部分も必ず残してあるように思う。自信と余裕を演出、かつ読み手に圧迫感を持たせないためだろう。/けれど、この雑誌の創刊号ときたら、もう明日地球が滅んだって悔いはないというぐらいの真っ向からの全力投入、全編に漲る緊張感とストイシズムには、他に類を見ない求心力があった(この雑誌はグラフィックマガジンということになっている。が、そう一言で言い切れるほど単純な雑誌ではない)。/[……]ー毎日新聞4/10よりー

そんな全力投球で13号まで回を重ねたのです。僕のあまりの<気負いのない>書評投稿がこの雑誌に対する敬意を損なっていないかと、気になってしまいました。でも、ブログと違って簡単に修正がききませんから、もう後戻りが出来ません。しかし、編集長の佐伯剛さんのブログも全力投球ですね、実業の場で身を晒せている生き様がひしひしと伝わります。<働く魅力!?>というコラムは剛速球ですよ。
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