実況!はじまりの荒野か廃墟

 本好きの人たちにとって、作家の人たち、編集者の方たちがブログを始めて日々更新してくれると様々な発見があってとても面白い。思わずあっちこっちと、ふらふらサーフィンしていると、肝心の本をじっくり読む時間がなくなってしまう本末転倒の嬉しい悲鳴をあげています。あんまり更新してくれなければ、日々ロムしなければっていう縛りがかからないのですが、現役で忙しいのにせっせせっせと、作業更新しているのに、読むことにズルしっちゃあいけないや、って言うヘンなプレッシャーがかかるのです。
 ハイなモチベーションでほぼ一日も欠かさず書いている編集長ブログで「ウラゲツ★ブログ」「風の旅人」「双風亭日乗」『陸這記』はよく訪問します。そんな流れの中でブログではないけれど、保坂和志の公式ホームページ掲示板「保板」で、保坂さんがひと月ぐらい前、何の心境の変化なのか、親記事を毎日アップすると宣言された。保坂和志ファンとしては、とても喜ばしいことで大歓迎でしたが、親記事によってはレスしたくなる。腰軽なジジとしては辛抱できないのです。そうすると、又、ネットサーフィンする時間が長くなる。
 ヨットで世界一周した僕より年上のお方がさっきテレビに出ていましたが、こんな時間の消費の仕方と全然ちがいますね。三浦海岸を出港して誰一人会いもせず長月日を海にまかせて風に吹かれ旅する男は年齢に関係なく格好がいいですね、尊敬します。
 話が脱線しました。でも、幸か不幸か保坂さんのPCがポシャッタのです。日々ロムするプレッシャーにブレーキがかかり、ほっとしました(本音は残念)。でも、昨日の記事によると修理完了ですって、嬉しい悲鳴です。
 まあ、ブログはまだまだ、様々の可能性があるだろうし、混沌として早急な評価は下すべきもんではないでしょう。
ソネアキラさんの言う通りです。
今日、双風亭日乗をロムすると、ブログの新しい利用法を試みている。それは「編集作業の実況」なのです。いや〜あ、オモロイ!テープ起こしは具体的にどんな作業をするのかと興味があったので、とても参考になりました。テープ起こしと言えば、こちらでブックマークしている“とみきち”さんに是非とも読んでもらいたいものです。
こんな風に一冊の本が実況中継で形となって現れていく様は単に消費者としてでなく、音つくりのスタジオ見学したかのような読む前から作り手の領域を侵した読者参加をした気分にさせますね。素敵な試みです。又、困った楽しみが増えました。ネットサーフィンする時間が増えそう。困った困ったです(笑)。
「風の旅人さんの東中野のポレポレイベント」は盛況だったみたい。10月号から新しいコンセプトでリニュアールするみたい。こちらも凄く楽しみです。