ジュンク堂天満橋

小説の自由

小説の自由

 ジュンク堂天満橋店で入荷したばかりの保坂和志著『小説の自由』を購入する。ジュンクのPR誌318号のあとがきに天満橋店のスタッフが去年5/5に入店していた松坂屋が突然の閉店、その悲劇とやっと今年の三月リニュアールオープンにこぎつけた顛末を本屋うらばなしと書いているが、僕の住んでいる街も松阪屋があって同時期閉店、そして、今春、モール街として駅前広場周辺は様々な専門店が出店、前以上に活気を呈しています。ただ、残念なことに本屋としてヴレッジヴァンガード、は個性的な品揃えをしているが、地元型の水島書店の品揃えは僕の好みと正反対です。まあ、仕方がありません。
欲しい本を購入する時はどうしても梅田か京都に行ってしまいます。ジュンク堂天満橋店で新刊で発売されているはずだと『小説の自由』を探したのですが、中々見つからない。リニュアール前のレイアウトではレジ前にデカイ平台があってそこに新刊がずらりと並んでいたのです。だからまずその平台を一周すれば新刊にお目にかかる、分野を越えて本日の新刊の顔ぶれはどうだろうかと一瞥できる。そんな顔見世の陳列方式が段々少なくなりましたね、すぐに担当部署の分野コーナに陳列されている。まあ、そういう方式は在庫管理しやすいと思いますが、衝動買いが減るでしょうね。レジの女の子に問い合わせ、彼女は担当者に電話する。それまで、結構時間がかかります。ただ仕事は丁寧です。担当の女の子が本を持ってきたのですが、レジの子は僕が何にも言っていないのに、この本のここが少し汚れています。綺麗なのを探してきましょうと、老眼の目ではそんな紙魚は見えないのですが、折角なので、又陳列場所を確認したかったので、レジの子と一緒にメンチンしていた『小説の自由』の現場に行って一番、綺麗なものを取り替えてしまいました。
僕自身はあんまり気にならないのですが、彼女の細やかなサービスをやったという自己満足にお付き合いしたというわけです。ありがとうございました。