現代思想は死んだのか!?

 双風亭日乗のleleleさん紀伊国屋新宿本店で人文百選フェアを開催しています。
今日は青山ブックセンター保坂和志小島信夫の対談が行われているんですね、行きたかったです。*1(青山ABCでの保坂和志×小島信夫の対談は7/12です。間違っていました。訂正。7/3は呑み会でした=元祖日の丸軒=)
関西の本屋さん、かようなイベントをモット積極的に行って下さい。
 その苛立ちを少なくとも宥める個展を紹介します。『まごころ』鶴見俊輔さんと岡部伊都子が対談していますが、そこで故須田剋太についての印象的なエピソードが語られていますが、手元に案内状がありますので、引用します。

須田剋太さんは、お金によって動かされる社会の中に、別の世界をたもちたいと思っていた。『朝鮮人』という雑誌の表紙を画きつづけたのは、この志のあかしである。この雑誌は須田さんを私たち三人にむすびつける一つの場となった。会食のたびに、須田さんは新聞紙に包んで、自作の絵を私たちにくださった。須田さんなきこの日、私たちのもっている絵をふたたび一堂にあつめて、見ていただき、私たちも見る機会としたい。 飯沼二郎・岡部伊都子鶴見俊輔

 『須田剋太画伯にもらった絵/飯沼二郎・岡部伊都子鶴見俊輔/三人のコレクション展』
2005年7月5日(火)〜7月10日(日) 12:00〜7:00pm(最終日〜500pm)
京都市中京区寺町通三条上ル西側ギャラリーヒルゲート