父と暮せば

枚方市市民会館ホールで昼間、映画を観ました。千人位収容出来ます。僕より年配者の方が多かったですね。ホント、ジジババ天国でした。
黒木和雄監督2004年制作原田芳雄(父)宮沢りえ(娘)恋人(浅野忠信)原作は井上ひさし戯曲『父と暮せば』です。原爆投下以前は旅館を営んでいた父と娘の暮らしの場がスタジオセットでカメラは殆ど固定で父と娘のやりとりを追う。だから、舞台を観劇しているような安定した切り口、映像で落ち着いて鑑賞できましたがストーリー転換は先が、先が読めてゆく破綻のない筋書きだから、ちょっぴり退屈しました。メッセージも明確です。学校のサブテクストとして映画鑑賞するのに適しているかもしれない。僕たちが小学校の頃、ときたま学校の校庭で映画鑑賞がありました。記憶にあるのは『原爆の子』でしたね。最近は子供たちみんなで映画鑑賞をする機会はあるのでしょうか。
僕としては折角図書館館員の宮沢りえと原爆資料を探しに来た呉の元海軍技術将校浅野忠信との出会いの場所である図書館のシーンがもっと観たかったです。浅野忠信は映像だけで喋るシーンが確かなかったはずです。(DVDでないので確認出来ません、DVD化されてレンタル屋さんに並び始めましたので、レンタルでご覧になる方は浅野忠信が喋らなかったかどうか確かめて下さい)