あつ〜い個展へ

 今日はとても暑い一日でした。久し振りに京都岡崎の「疎水」あたりを散策しました。小松育美さんの個展会場に御邪魔しました。今回は「空」だけでなく深い緑の「水」ですか、大作が描かれていました。沼のような感触があり、じ〜と見ていると「水の音」がする。最初、幻聴かと思いました。しかし、確かに「水の音」、どこかにスピーカーでも設置して環境音楽のような演出をしているのかなと想像をしていると、ギャラリーのスタッフの方が顔を覗かせ、僕の指摘に笑いました。上の階で「水周りの工事」をしているらしい。偶然と言えば偶然。この絵は好きですね、外の暑さを一刻、忘れ去ることが出来ました。
 小松さんは夕方の五時までお仕事なので、いらっしゃいませんでしたが、スタッフの方から冷たいお茶をご馳走されて一息いれました。京都府立図書館に寄り、DVDコーナーに昨日画像アップした『原爆の子』が入荷していましたが、今日は珍しくブースが一杯で一時間以上の予約待ち。
 中途半端な時間になったので、疎水の近くにあるという「手をけ弁当」で有名な「六盛」を探し訊ねました。いとこたちが京都でイトコ会をやろうではないかと提案してヒマで自由気儘な僕に幹事をやれとの御指名なのです。学校は京都だからと言って、高級な店は縁が遠い。「六盛」なんて知らなかったのです。詳しい人に訊くと「六盛」の名前をあげる人が多い。それで、寄ってみたのです。チラシなど資料だけ貰ってきましたが、イトコ会をやろうがやるまいが、一度、「手をけ弁当」を食べてみたいものです。大丸京都店や京都伊勢丹地下に「六盛」お持ち帰りコーナーがあるみたいですが、まあ、お持ち帰りとここで直に食すのと味付けが違うとのこと、しかし、結構な値段です。懐さびしい僕にとって敷居の高いお店です。
 益々日が強くなり汗かきの僕は早々と三条駅に向かいました。ブックオフを覗いて本・雑誌・コミック全点半額売り出しと大、大、広告を打っている。しかし、ここは半額が通常なんでしょう。今までは六割かなんかだったのかなぁ…、ブックオフでは105円コーナーしか覗かなかったから正確な売り出し価格を知らなかった。とりあえず棚と順番に見て回りましたが、僕にヒットする本がありませんでした。まだ、地元のブックオフの方が面白いものがある。かって、ここで筑摩文庫の『ローマ帝国の滅亡』が一巻だけ欠番でずらりと百円コーナーに並んでいたのを見つけたことがありましたが、今はそんなひっかかってくる本が新中古書店で少なくなりましたね。出版社も控え目な発行部数に抑えるようになったのでしょう。