低寝の葉っぱ/小説の自由

保坂和志さんの「保板」がリニュアールしているのですが、時々書き込みしてトピックがあちらこちらに、上がったり下がったり、猫のように軽やかに身体が動かず、エレベーターに乗った悪酔い気分なので、僕なりに気分よく整理しました。
 追記:あ!又、再…、リニュアールされるんですって、以下のトピックも消えてしまいます。
【1】読売新聞掲載の『小説の自由』が東京では7/12なのに、大阪では8/5の夕刊です。そのタイムラグっていうか、まあ、文化欄は時事欄と違って記事の差し替えなど、行われ、地域に密着した生活、文化記事が優先されるので、かようなことはよくありますね。でも、意外と大新聞の記事は全部同じで全国一律に報道されていると思われている。北海道、四国、九州では保坂さんのこのインタビュー記事は何日に掲載されているのだろうかと、そのことを知りたいです。誰かお教え下さい。
【2】保坂和志×石川忠司の対談
石川忠司の「現代文学のレッスン」が出版され過去ログでこの新書について僕も書いていますが、今度、石川忠司さんと「群像」で対談すると言う事です。楽しみです。でも気になることは「メタローグ」の不幸です。倒産により石川さんが道場主として主催していたメタローグのWEB書評道場と雑誌「レコレコ」の書評雑誌の行く末です。
【3】脳科学的疑問。
≪曲のイントロの「ジャッ!」という0点何秒の音を聞いただけで、サビが浮かんできて、その曲が何であるかわかってしまう、脳の仕組みはどうなってるんだろう。脳科学ではすでに解明されているんだろうか。つまり、0点何秒のうちに脳の中では曲の数秒間分が再生されているわけで、そのメカニズムの不思議ということです。≫ということを保坂さんは茂木健一郎さんに疑問を投げかけているのですが、非常に興味のある疑問です。
保板で茂木さんのレスがありました。
 ≪…時間の圧縮、拡大は、脳の物理的過程と意識の関係を考える時に、もっとも重要なポイントで、そこで狭い意味でのニュートン的因果性はおそらく超えられています。まさに保坂さんが書いたような音楽認知の問題のようなことがあるわけで、そこをどう従来の世界観からそれほど突飛に飛ばない形でつかむかが勝負だと思っています。≫
内田樹さんがよく語る『身体の言い分』、『死と身体』などで書いているように古武道の達人、格闘技の武蔵、メジャーのイチローにしろ、一秒間が例えば千分の一ぐらいに細かく分類されている。同じ時間でも達人と一般の人と時間の流れが違う、空間の問題も絡んでくると思うのですが僕も非常に知りたい疑問です。