製本会議

 保坂和志さんが『プロジェクトK』と銘打って出版流通に一石を投じるような仕掛けを致します。保板で下記のようなエントリーがあったのです。保坂和志さんが尊敬する小島信夫の名作『寓話』『菅野満子の手紙』を全文入力して出版する企画『プロジェクトK』の製本会議です。単なるボランティアではありません。
 僕は近場の人でないので、参加は出来ませんがせめて、メッセージの紹介を勝手にさせてもらいました。9/4に会議を開く予定だとのこと、詳細は保坂和志&がぶんさんの掲示板を覗いて下さい。誰でも参加できるみたいです。
 http://www18.jp-net.ne.jp/rb/0001/gabun.html
 追記:僕の案は印刷・断裁・折りの段階に留めて、半製品、キット製品(プラモセットのようなもの)で、製本は購入者が個々の趣味で完成させる。ちょいと無責任かもしれませんが、「本の工作セット」って小島信夫さんも喜んでくれるのではないですか?付録として簡単な製本のやり方の指南書(チラシ)を添付すればよい。
 ☆下のエントリーでウラゲツさんは1994年発刊の季刊誌『文藝ーニューアカ特集ー』(河出書房新社・編集者長田洋一/第33巻5号)を紹介しているのですが、目次を閲覧すると、保坂和志さんが『現場担当者の所感』なるエッセイを書いている。多分、保坂さんが西武のカルチャーセンター講座担当の仕事をしていた頃の現場報告なのでしょうか、読んでみたいですね。サラリーマンとして保坂さんも西武の文化戦略の一員であったのです。