不連続読書日記

 メルマガ登録しているオリオンさんの『読書日記』が連続二号ネット配信されました。保坂和志の『小説の自由』、と野矢茂樹の『他者の声 実在の声』を同時進行で読んだのです。中々面白いので紹介します。

小説は外の何ものによっても根拠づけられることのない、ただ小説自身によってのみ根拠づけられる圧倒的な主語なのだ。/本当の自由とはここにある」(278頁)。

 しかし、保坂和志の『小説の自由』は「死者」にも言えるなぁ…。死者は外の何ものによっても根拠づけられることのない、ただ死者自身によってのみ根拠づけれれる圧倒的な主題なのだ。靖国問題をそこから考えたいものです。
 保坂和志石川忠司「小説よ、世界を矮小化するな」(『群像』10月号に掲載)、茂木健一郎の『「脳」整理法』も読まなくては…、