老年の自由

 いい天気だったので、一時間かけて歩いて市の中央図書館まで行ったのに、月に一度の館内整理日でオヤスミでした。仕方がないので、又、ダラダラと穂谷川沿いを歩いていると、見事な尻尾をした黄土色の生きものが川を横切り草叢に隠れました。「何だ、あれ!イタチじゃあないか、」、と言ってもあまりお目にかかったことがない。夜になると、雨になりました。
 鶴見俊輔さんが死ぬ時にききたい歌って『木の葉のお舟』です。鶴見さんも岡部伊都子さんも「若さからの解放」は機嫌のええもんだとおしゃる。

かへる燕は/木の葉のお船ネ/波にゆられりや/お船はゆれるネ サゆれるネ
船がゆれゝば/つばめもゆれるネ/燕かへるにや/お國が遠いネ サ遠いネ
遠いお國へ/帆のないお船ネ/波にゆられて/燕はかへるネ サかへるネ

 野口雨情作詞、中山晋平作曲です。
 葉っぱの葬送曲にいいですね。でも、ブログって屁爆弾さんも書いているように、誰かが閉じないと永遠にネット上に漂んですよね。
 ひょっとして、もうそんなブログが葉っぱのお舟に乗ってゆらりゆらりと、川面に浮かんでいるかもしれない。