恐るべきクマさん人気

京都読書空間 (act books)

京都読書空間 (act books)

 朝、小雨で愚図ついた空模様でしたが、姪の結婚式に行って来ました。上賀茂神社は時々参詣するところなので、今日はコースを変えて車に同乗しないで、ひとりで京阪三条から地下鉄東西線烏丸御池で乗り換えて烏丸線北山駅下車、そこからふらふらと歩いて上賀茂神社まで行ったのです。しかし、京都府立植物園の北側にヴィレッジ・ヴァンガード店があるとは知らなかった。帰りに寄ってみました。地下一階、1、2、3階と難波アメリカ村のV・Vより、う〜んと規模がデカイ。楽しく店内を散策出来ました。ここで思わず購入したのは『京都読書空間』(光村推古書院)でした。新刊本屋、古本屋という当たり前の本屋紹介でなく、ブックカフェ、ブック呑み屋?、私設図書館など、「読書空間」という視点での探訪録です。市民への一般公開も積極的に行っている京都精華大学情報館のコミックが三万冊も蔵書している棚写真だとか、誌面構成も楽しい仕上がりです。さっそくこの本をガイダンスに京都の「読書空間」をトリップしてみようかと思います。*1
 結婚式の方は神前なのに、披露宴の方は何故かクマモードでした。先月、大塚英志と荷宮和子の『クマの時代』(カッパブックス)を読みましたが、テディ・ベアを始めとして「クマ」はあらゆるところに鎮座しているのですね。母親達が新郎、新婦が生まれたときの目方と同じ重さのクマのぬいぐるみを両手で抱きかかえるパフォーマンスがありました。クマの夫婦雛も飾られていました。
 帰りは京都駅に出ました。近鉄百貨店の旭屋に寄ったら『波状言論S改』(青土社)が平積みされていました。さっそく購入。電車の中でパラパラ見ると、本書の母体である有料のメールマガ「波状言論」のバックナンバーを収載したCD−ROM『波状言論 完全収録版』が4000円で売り出されているのですね。

*1:このVVに「風の旅人が全巻陳列されていました。POPが意味深で苦笑いしました。