やっぱし、ナマ、なま、生、海鼠

 耐震データ偽造問題で、販売会社ヒューザーの社長小嶋進社長がテレビ生出演していた。生だから期待して見る。みののパフォーマンスは最高度にヒートアップして、小嶋社長から150億円かかろうが私財を投げ打ってでも責任を取るとの言質を引き出したのは、新聞報道による入居者からの買戻しには150億円資金が必要で応じない構え、建て替えを検討中で約50億円必要。公的資金導入を検討しているとのことから、一歩も、二歩も前進ですが、『みのもんた朝ズバッ!』が公開の場で生で、兎に角、後に引けない言葉を引き出すテレビ・メディアの凄さ、怖さを改めて感じました。記者会見しても、わけのわからぬ言葉しか報道できない新聞メディアは「みのもんたスタイル」を少しは学習すべきでしょうね。「上手に喧嘩する」ということでしょうか、当事者を怒らせることで、本音を喋らせる。そのためにはこちらも真剣に怒らなくてはならないのでしょう。宮台真司は北田暁大との対談集『限界の思考』で喋くる。

「バカ」には、ヘタレ右翼もヘタレ左翼も含まれます。状況変化を等閑に付して、知識人気取りでご託宣を垂れる点で―いまだに論壇や論壇誌なるものが存在すると呑気に思っている点で―、両者は「同じ穴のムジナ」です。ちなみに大衆とは、エネルギーがあっても方向を知らない存在、知識人とは、エネルギーはないが方向を知る存在ということです。(p30)

 みのもんたは知識人かどうかは知らないがエネルギーがありますね。新聞記者がジャーナリストかどうかわからないが、喧嘩するエネルギーがないといい仕事ができないのでしょうね。面倒を回避する姿勢ではダメですね。NHKの紅白の司会もするのでしょう。老母とテレビを見るときは「みのもんたの番組」が多いです。みのもんたのような、久米宏にしろ、生放送にこそ、面目を発揮できるのでしょうね。やはり、テレビは生放送が面白い。
参照:Archives - 内田樹の研究室 
追伸:

ナマコの眼

ナマコの眼

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*1:この本をブックオフで百五円で買いました。