専門図書館なのにベストセラーもありました。嬉しい!

 『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?ー身近な疑問からはじめる会計学』天満橋の社会労働の専門図書館の新刊の棚にあったので借りました。今現在進行中の大ベストセラーなので、一般図書館では予約者が一杯待機中だと思います。一般に知られない図書館だからこそ、棚にあったのか、ここの専門図書館には時々ジャンルを問わない旬な新刊ベストセラーが並びます。
 『生協の白石さん』も、『きょうの猫村さん』も『のだめカンタービレ』も『マンボーと丸坊主』、『「ニート」って言うな!』もありました。何と雑誌『風の旅人』も全巻揃っている。本来の社会労働のジャンルを少し逸脱してもここの図書館の常連さん、スタッフの寄贈によってお堅い棚が色づけされているのです。
 この図書館を覗かなければ、恐らく読む機会がなかったであろう。僕にはへそ曲りのところがあって話題のベストセラーは購入しないのが原則なんです。でも、この新書を時間つぶしに手に取ったら、やめられなくなりました。
 会計学の全く縁のない僕がカッパエビセンの状況になったのです。口惜しいけれどナットクです。ベストセラーになって不思議でない。本書で感心したことは会計学を越えて応用が効くということです。「会計は目に見えないものも数字にする学問」って洒落たことを言ってくれる。それを具体的に例を上げ説得力を持って身近なところから検証してゆく。
生協の白石さんきょうの猫村さん 1のだめカンタービレ(14) (KC KISS)さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)
 追伸:画像は地元の中央図書館です。ここは大学の校舎を譲り受け昨年開館された中之島図書館より大きいのではないかと思われる一際目立つ建物です。エレベーターも何基もあります。中高年齢のボランティアも沢山働いています。ただ、交通のアクセスが悪く、駅前の市役所本庁の傍にあった時と比べて来館数は苦戦しているのではないか、それもあったのでしょう。今年の正月、駅近くに大きな大学病院が開院したのですが、ここに図書館の分室が出来ました。ここの病院の13階にレストランがあるのですが、淀川河川敷に面しているので眺望はグーです。
 中央図書館はCD、DVD、PC、コミック(何と作家別の棚になっている)などは充実して棚スペースも広くとっているのですが、文藝書、人文書は寂しい棚になっている。開架棚の方は余裕があるので、閉架の棚にある本をもっと開架に並べて欲しいと思うのですが、色々と事情があるのでしょうか?
 http://www.nts-inc.co.jp/tosyo/main/20050712.html
 http://www2.ocn.ne.jp/~shaunkyo/plaza.htm