京都桜狩り

背割り櫻並木

 最近、書評にしろ、本に関するコメントは未読の本より既読の本の方が思わぬ発見があります。何か全然違った視線とか、補助線が引かれて僕自身が読んだ本がより厚みを持ってもう一度手元に戻って再読してみようかなという気にさせる。メルさんの保坂和志『カンバセイション・ピース』新潮文庫についてのコメントは、そんな複数で見る風景の豊穣さを思いやりました。文中の《だから見るだけでなく見られることも取り込むし、二人で一緒に物や風景を見ればもう一人の視線も取り込む。》確かにそういう振る舞いは大切です。でも最近は一人で歩行が多い。たまにはみんなで歩きたいですね、京都八幡の背割りから嵐山まで何十キロを桂川沿いの土手を歩きますか…。この指止まれと、時たま言っているのですが、なかなかとまってくれません。
 4月29日に嵐山でイトコ会をやる予定なのですが、まさか、歩いて参加するようにとは言えません。
 でも、ゴールデンウイークの京都は車では身動きとれなくなります。レンタルサイクルが便利が良いです。勿論、歩きが最高です。