[出版/流通]取次日記がないかな?
新世紀書店--自分でつくる本屋のカタチ
 本屋のほんねさんの『新世紀書店』についての記事を読んで、「そう言えば、取次の方で情報発信している人は少ないなぁと」思いました。
 ひとり出版社、ひとり本屋さんはいてもひとり取次さんはいらっしゃらないから、編集長ブログとか、書店員ブログのような自由気ままな発信ができないのでしょうか、書肆アクセス畠中理恵子さん とか、かっての鈴木書店の井狩春男さんとか、いらっしゃっても、とくに二大取次の方達の情報発信が見えないですね、本書でchakichakiさんが面白かったと書いている方は大阪屋だし、組織が大きくなると色々な事情があるのでしょうね。例え、匿名でも…。
 でも、取次も協力社員、アルバイトが沢山いらっしゃるから、そのようなフリーターからの情報発信は可能だと思いますが、事実、本屋さんからはそんなフリーターたちからの傾聴に値する発信があるのに、取次さんからは寡聞にして聴かない。多分、本屋さんで働くことはアルバイトであっても面白いけれど、取次ではブログで更新するほど面白いネタがないのでしょうね、まあ、下で紹介した岡崎祥久の『秒速10センチの越冬』という取次の現場を舞台にした名作がありますが、ポプラビーチあたりで『取次日記』のようなエントリーでネットアップして欲しいですね。
 まあ、古本屋さんが一番活発ではあります。一箱古本市の売り上げレポートがナンダロウアヤシゲさんところでアップされていましたが、雨だったのに、前年度対比アップですね。
 参照:不忍ブックストリート | 本と散歩の似合う街