営業・接客というお仕事、
コネなし、金なし、学歴なし。 ピンチをチャンスに変えるゼロからの成功法則
- 作者: 橋本真由美
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2005/02/19
- メディア: 単行本
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主婦橋本真由美さんは、1990年41歳の時、神奈川の相模原店でパートで働き始めたのです。それから様々なアイディア出し、例えばそれまで、業界用語で「買い取り」と言っていたのを、「本をお売り下さい」というアナウンスに切り替えたり、店内の照明を今のように明るくしたり、清水国明をCMに起用したり(橋本さんの実弟なのです)、現在のブックオフの急成長(860店舗、アルバイト、パートを入れて全従業員は6500人)の一端を担ったわけ。 でも、かような例は上場企業ということに限定しなければ、別段、珍しくない。ネット上でも、僕の周辺でも、フリーター、アルバイトなど非正規社員の労働環境の悪さ、非対称性についてのまっとうな言説が流布していますが、それはそのとおりであるけれど、どんな企業でも欲しい人材の優先順位は営業の出来る人でしょう。でも、営業の出来る人が少ない、外回りだけでなく、店内での接客が即売り上げに影響する第三次産業はいつも人材が足りなくて人を求めていることは間違いない。でも、産業労働者、公務員とか、そのような職場で正社員となって働きたいとか、それが無理なら非正規でも同一労働、同一賃金で同じような待遇を得たいし、法改正でもって下支えして欲しいと望む人が多いですね。
そのような近代型労働システム(フォーディズム的労働)からジャンプして 、サービス産業なり、ネグリ&ハートの『マルチユード』の言葉によれば、非物質的労働にシフトする志向があってもいいのではないか、そんなことを時々思いますね、例えば、今日、いつも覗く「風の旅人」さんが、正社員を募集していますが、求人はあるのです。ひつじ書房さんも求人 していますね、公務員になること、大企業の内勤で働くことだけが労働ではないのです。吉野家にしても、カレー壱番屋にしてもモトアルバイトがトップになったでしょう。現在の経済システムでは儲けて分配する、その儲けることに関しては資本家も労働者も異論がないでしょう。もし、オーナー社長が儲けの足を引っ張るなら、オーナーといえども、首を斬られる。営業の出来る社員は強いものです。
今の労働市場を担う人たちを非物質的労働者として概念規定するテクニカルタームはもう一つ僕には理解出来ない部分がありますが、とにかく産業労働から非物質的労働へと主導権を得て行く流れを単数形であり、複数形である「マルチチュード」と呼んでいるみたいですね。この「あたり」(解釈)はそんなにズレていないと思う。
追記:いつも書店営業に関する情報が盛りだくさんの『知ったかぶり週報』さん経由ですが、2ちゃんねるでITベンチャーの人事担当だけど何か質問ある?」っていうスレがたっているのですね、
★往来堂さんもよく訪問します。http://d.hatena.ne.jp/oiri/、
☆elieliさんところも→はやくブロガーになりたい
参照:書店員の商品知識 : 新・秋嶋書店員日記
強迫性障害 : 新・秋嶋書店員日記