ビッグイシュー50号を淀屋橋で買いました

日本という国 (よりみちパン!セ)「ニート」って言うな! (光文社新書)不登校、選んだわけじゃないんだぜ! (よりみちパン!セ)泥沼ウォーカーすごい生き方 (Sanctuary books)中村屋のボース―インド独立運動と近代日本のアジア主義White casket
 『THE BIG ISSUE』の50号の特集が小熊英二のゲスト編集長で、『今、日本という社会で生きること』という記事でイシューする面々はみなさん、お若い!
その中で一番お若い後藤和智さんは僕のブログでも再三紹介しているので、もうお馴染みと思いますが、今回はカラー写真の凛々しい姿をはっきりと見ることが出来ました(笑い)。

 この「俗流若者論」に共通しているのは依存と幻想、と後藤さんは指摘する。若者を肴に、この国の将来を憂えることに依存している。若者批判を商売や人気取りに利用している学者や政治家やカウンセラーや占い師の“憂えるスタイル”は自己目的化し、メディアも視聴率ほしさに放言を垂れ流して、煽っている。
 この「挙国一致」的、若者たたきの弊害は大きい。
 「問題なのは、広く国民がこのような若者論に乗せられるなかで、自分たちの自由も侵害されていることを自覚できないこと」。

ブログ『新・後藤和智事務所〜若者報道から見た日本〜』で、彼のイシューするシャワーを目一杯浴びて下さい。一年以上前にこのブログを紹介してこんなコメントを僕は書いていました。

彼はオヤジ連中の自分を棚に上げた安易な概念構成で、思考停止な思い込みに過ぎないテクニカル・タームを組み合わせて俗流若者論を流通させる潮流に我慢がならないと、若者らしく、剛速球一本で攻撃するのです。ぼくもオヤジですが、かようなオヤジ連中を見ると、そして何でマスメディアはトンデモ本的語りの若者攻撃に加担するのか、その苛立ちは、想像出来ます。でも、後藤氏のようにストレートに組織に寄らず、異議申し立てをする若者も少ないですね。特に同世代の若者達には勿論、俗流若者論で何かを語った気になっている大人たちにもこのブログを覗いてもらいたいものです。

 大学二年生の時(2004年11月)から彼の問題意識は変わらないんだなぁ…、その持続力と執拗なエネルギーには脱帽します。
 小熊さんの巻頭も力が入っている。今回のビッグイシューは装丁といい、個人的には一番好きなナンバーになりますね。
 他の方は作品のある方に限り画像で紹介させてもらいます。しかし、タイミング良くやなぎみわさんの『White Casket』がウラゲツさんの情報でアマゾン、メディア・ショップ で在庫があるみたいですね。月曜社にはもうないわけですね、
僕の捜している『虚構の時代の果て』もどこかの本屋さんの棚にないかなぁ…。