スパイク・リーの映画と知らないで観てしまった。

インサイド・マン (〔洋画文庫〕)

インサイド・マン (〔洋画文庫〕)

 映画『インサイド・マン』を観ました。別件で梅田に寄ったついでにちょうどいい時間、OS劇場で13:30本編スタート、よっしゃと、館内に入ったらすでにファーストシーンが始まっていました。テンゼル・ワシントン、クライプ・オーウェン、ジョディ・フォスター、と素敵な俳優陣で、監督はスパイク・リー、前々作『25時』がとても楽しめた映画だったし、ジョディ・フォスターは好きなので、観ましたといいたいところ、実際はこの映画に関する情報は全く仕入れないで観てしまったのです。監督のことも見終わってこうやってグーグル検索して、何と!「スパイク・リーだったんだ」と気がついたしだい。別にスパイク・リーでなくとも撮れた映画ではなかったか、俳優は刑事役テンゼル・ワシントン、ジョディ・フォスターは上昇志向の高い嫌な弁護士役どころ、ジョディ・フォスターファンとしては、困りました。感情移入出来なかったのです。犯人のクライプ・オーウェンアルバニア人役、三人三様の心理的な駆け引き、収まるところに収まって破綻のないエンターティメントの刑事映画に仕上がりました。でも、だから、モノ足らなかった。『25時』の方がすべての点で上回っていた。