燃え上がって、風の旅人第21号

オンライン書店ビーケーワン:風の旅人 Vol.21(2006)
 風の旅人21号を購入しました。茂木健一郎さんの『人生の一回性に感情は燃え上がり』は吉本隆明さん宅を訪問して、吉本さんから思想を科学につなぐというやっかいな問題が提起されたらしい。
 標題の「感情は燃え上がり」は、リアリティの問題だと思う。科学は再現性が要請されるけれど、再現できなくても、たった一回こっきりでも、その出来事が起こらなかったとは言えない。僕の性癖は昔からこの一回性にず〜と拘ってきたとも言える。一回こっきりの出来事に拘る、そういう意味で僕はノーマルな人間かも知れない。同じことを繰り返すのが苦手なのです。単に堪え性がないのかもしれない。感情はやっかいなものです。でも思想と科学をつなぐものは、ではなくて第三の道へとつなぐ回路は感情だろうなぁ、赤ヘル時代日本一になったときの江夏の最後の一球は再現出来やぁしない、でも、それを語りたいではないですか、思想でも、科学でも記述出来ないけれど、出来得るものは、文学であり、音楽であり、絵画であり、映画であり、写真であり…、それを芸術と言うのでしょうね、
 これから、茂木さんのこのエッセイを読みますので、上に書いたことはタイトルだけで、僕が勝手に燃え上がって書いたものです。