あの橋で何が起きたのか?

ゆれる
 leleleさんが、本田由紀さんのブログが閉鎖するかも知れない問題についてエントリーしていますが、そのきっかけがある企業の人の話で、『桧森隆一の団塊ブログ』さんがそのことについて書いています。もういちど、本田さんのエントリーを読んで確認しようにも、もうプライベートモードになっているのですね、でも、二、三回も読んだので、記憶力減退の僕でも何とか思い出すことが出来ます。
 内容はある企業のシビアな採用事情でしょう。そしてこれからも益々厳しくなる。そのような情報提示が何故、こんなにも紛糾を呼んだのか、それが全くわかりませんでした。僕はこのエントリーを読んだとき、「やっぱしなぁ…」という感想でした。偶々身内の結婚式があって、システムエンジニアとして20年近く働いている青年と話す機会があり、企業の最前線において改めて世界は狭くなっているんだと思いました。そして今、優秀なインド人達とチームを組んで某都市銀行システム開発にかかわっている。そんな話を聞いたばかりだったので、本田さんのあの企業の話はとても生々しくリアリティのあるエントリーとして数回も読んでしまったのです。
 もうこれから働くチャンスもない僕が身にしみて読む必要性がないのに、他人事でないリアリティがあったのです。若い人達はこれを読んでどんな危機感なり反応があるのだろうかと、コメントを読んだらどうも議論が僕の関心所とは違う方角に行っている。やりとりの全体像が見えないのです。でもそれが火の元となって、なんで、こんなややこしいことになって、本田さんのブログが閉鎖になろうとしているのか、わからない、
 それで、稲葉振一郎さんの別館の内藤朝雄さん、本田さん、山形さん…達の中年真剣しゃべくり場を読んでいたら、時々わからないところがあるものの、面白い、何か、本年度の邦画ナンバーワンはこれで決まりだと思う映画『ゆれる』オダギリジョー香川照之のやりとりみたいなところがありました。そして、本田さんは、あのネットの橋から消えてしまった。一体、あの橋で何が起こったのか、leleleさんを始め色々な人のコメントを読んでも謎は深まるばかりです。
 本田さんのブログの愛読者として、残念ですが、ゆっくり休んで下さい。コメント欄に誠実に対応する本田さんには素直に感心していました。トラバを残してコメント欄を閉鎖でもいいではないですか?コメントしたい方は自分のブログに関連エントリーを書いてトラバする、僕なんかでも他人のブログを訪問してコメントに気になるカキコを発見したら、すぐにクリックしてその人のブログで、その人の背景を知ることで、発話者の言葉が少し理解出来ることがあります。
 そうでなく、通りすがりに何の背景も見えない人はスルーすればいい話です。トラバは例えスパムであっても背景が見えますからね、とにかく、更新頻度が少なくなっても、コメント欄がなくなっても、いつか、又、あの橋を渡って下さい。
(どうも、『ゆれる』のノリで申し訳ありませんでした。素晴らしい映画でした。オマケにピピのシネマ日記よりこの映画のレビューを貼り付けます)
 参照:★『もじれた議論』『教訓』『もじれの帰結』『稲葉先生の冤罪』
 ★icikinさんもhamachanに一票ですか、http://d.hatena.ne.jp/ichikin/20060831
 ◆ゆるフンなノリで…、ソネさん推奨のこのアニメ映画はホント!素晴らしい。
ベルヴィル・ランデブー [DVD]The Triplets of Bellevilleベルヴィル・ランデブー / エディシオン・コレクトール (初回限定生産) [DVD]