裸のコスプレ

ぷるるんうり坊 12cmグッドラック いのししのウリウリ S
 茂木健一郎さんに惹かれるのは、その「何にもなさ」なんだと、今更ながら思い至りました。それは僕の「何にもなさ」を、あっけらかんに示すものでもあります。でも、「裸の王様」であることをむしろ立ち位置にして常に更新したいと思う。そんなことを言うと、「お前はコスプレが好きなん?」って言われそうですが、そんな煩わしいものはパスしますね、むしろ、着た切り雀でありながら、「心はコスプレ」なんて言うのならわかります。「何にもなさ」でも立ち上がる倫理がある。あるはずだ。恐らく民主主義政体を維持しようとするならば、そのような「何にもなさ」を骨格にするしかないのだろう。「裸の王様」であることを意識した「裸の王様」なら善政が出来るであろうし、民主主義政体は僕たちそれぞれがそのような「メタ『裸の王様』」になることでしか、稼働しないシステムだと思う。そう言う意味で「何もなさ」は倫理たり得ると思う。とうとう、今年は僕にとって「何もなさ」で終わりました(笑い)。でも、来年も同じように「何にもなさ」でしたら、ちょいと寂しいかぁ…。
何にもなくとも色々とお世話になりました。みなさん、来年もよろしく…
参照:茂木健一郎 クオリア日記: 茂木には何にもないからなあ