インド映画♪モンスーン・ウェディング♪

モンスーン・ウェディング [DVD]
 『モンスーンウェディング』を見る。←こちらをクリックすると、詳細な紹介記事がアップされています。ネタばれを厭わない人はロムして下さい。現代のインドの中流家族(ラリット家)の娘の結婚式に集う親戚縁者の群衆劇で、メインストーリー、サイドストーリーが入り乱れて114分という長くない時間なのに、大河ドラマのような奥行きを感じさせる。花婿はアメリカで仕事をしているコンピューターエンジニアで、IT産業によってグローバル化の波にもっとも軽やかに乗っているのはインドでしょう。そんな時代背景があるわけですよ。それでも根拠地として登場するのが、ラリット家でしょう。安全基地としての、インドの家族、それはインドだけではなく、日本の、中国、そしてあらゆる国が共通に抱える大切なものを教えくれる。とても当たりまえのことなのだけれど、失って気づくものでもある。
 アメリカからやって来たラリットの義兄は、自分がまいた種だとはいえ、結局、そのような家族に排除されるわけでしょう。ちょいと可哀想になったが、まあ、仕方がないか、このトンデモ叔父さん、花嫁が勤めていたテレビ局の上司が問題系で、他の登場人物達は愛すべき人たちです。2001年度ヴェネチア国際映画祭で、インド人女性監督初の金獅子賞に輝いたミラー・ナイール監督です。
 映画を見終わって時間があったので、セミナーの受講の予約を入れていなかったのですが、急遽、割り込んで、近くの某証券会社の投資信託講座 中級編に参加する。教室は満員でした。講師が驚いて投資信託でこんなに沢山の人が聴講に集まってくれたのは初めてですと、興奮していました。殆どの人は僕と同年くらいのおじさん、おばさん達でした。熱心に聴き入っていましたね。ここでも、インド、中国を始めブリックスの話が出ていました。社会責任投資の話もでましたが、地球環境ファンドの今後はどうなんだろう。確かに、水関連、空気関連企業にお金が移動していますね。だって、ガソリンより水の方が高いのでしょう。
 帰りにブックオフを覗いたら、学研の『現代日本の文学44巻』に小島信夫の『女流』が収録されていたので、百五円で購入する。同じく百五円、『クマのプーさんの哲学』(河出)。
 参照:「マーブル」のインドカレー: pata
 大阪・京都で美味しいインドカレーはどこなんだろうね…。