伊丹万作の「戦争責任者の問題」

青空文庫から伊丹万作『戦争責任者の問題 』をリンクしました。↓の「エントリー」『ポッドキャスト第五回目』を紹介しましたが、視聴してくれたマイミクさんが、ミクシィで感想を述べてくれ、その中に関連資料として昭和21年に書かれた伊丹万作の「戦争責任者の問題」が全文リンクされていたのでした。
 僕はこのテキストを読んでいなかったのですが、今現在に通じる核心をついているのに、びっくりしました。もう半世紀以上経っているのでしょう。伊丹万作がここに書いていることを僕たちは何度も何度も反芻したであろうかと、改めて思う。
 武田徹オンライン日記で書いた、「日清戦争後」エントリーにおける「湾岸戦争に反対する文学者署名。まだまだナイーブだったぼくは相当悩んだ挙げ句、集会に顔を出しつつも署名しなかったが、」に繋がる「ユナイテッドインディビデュアルズの問題」だと思う。
 この伊丹万作の一文は、これからも残り続ける名文ですね。テキストを青空文庫で読めることに感謝です。各国語で翻訳はされているのでしょうか、色々な国の人に読んで欲しいです。誇っていい。http://www.aozora.gr.jp/cards/000231/files/43873_23111.html