僕で出来ることなら無償でやってあげますよ、

 年金問題で騒々しい日々ですが、僕も数年前、申請届けをしたおりに、煩雑な手続きにうんざりしました。向こうはプロですから、やっと完了してエレベーターに乗り込もうとしたら、職員が、僕の名前を呼びながら追いかけて来ました。
 その職員のミスで申請書類に書き落としがあったんです。エレベーターの乗ってしまえば、又、出直しということになったのですが、何とか、間に合ったと胸を撫で下ろしていました。
 僕の友人も色々とトラブルがあり、その度毎に窓口に行く面倒さに怒って、とうとう職員を自宅の方へ呼びつけたことがありましたね。どうも、社会常識から考えられないことがありすぎる。
 もっと、前の話では、国民年金の保険料をまとめて払おうと、何十万円持って、窓口に行ったおり、親切にも、貴方の経済状況においては、全額カット、半額カットでもいいのですよと、親切に応対してくれたから、一部支払いの手続きをしましたし、病気になったときは、全額カットにしてくれました。ゼロでも納付期間としては計算されるのでしょう。
 勿論、支給額が減らされますが、お陰様で今現在もらっている年金額が雀の涙なのです。あの時の親切を断わって全額払っておくべきだったと、今更ながら後悔しています(笑)。将来のカネより目の前のカネに眼がくらんだのです。最初の経験を踏まえて、毎年、減額申請をしたのです。
 自由業の方は、毎年、収入の多寡が増減するから、あるとき、一括納付しようとするわけですよ。ギャンブルで大もうけした時もそうでしょう。それなのに窓口は札束を目にしながら、親切にも、こんなにもらっちゃあ、悪いみたいな対応をしてくれる。
 報道を見ていると、この一度に過去の何年にも遡って支払うことによるトラブルが多いですね。未納入だったとか。多分、特殊な事務手続きになるから、間違いの頻度が高くなるのかなぁと思ってしまう。
 今朝のみのもんたの番組で、この際、国民全員に「あなたの納付記録はこうなっています」との葉書を送付すれば、一挙に事務が捗って、早急にやらなければならないポイントがみつかるはずで、
 いまのような申請主義のシステムでパンク状態の中、電話がやっとつながってもアルバイト、これじゃあ、益々混乱するばかりです。
 この作業でボランティアが必要ならば、交通費ももらわないで、無償でやってあげますよ、相談窓口への呼びかけのノボリ、チラシ配布は、ボランティアでも出来るし、葉書の宛名書きはボランティアでやってもらう。
 個人情報保護法という厄介な法律がありますが、災害支援に駆けつけるボランティアモードで、みんなの人海作戦でやるしかないのではないでしょうか。マスコミはボランティアの広報ぐらいはしてあげてもいいでしょう。ここまでくれば、天災に近い人災ですね。