大手自費出版社って、新語?

 わざわざ「大手自費出版社」(新風舎)って、読売新聞で書いているのに、朝日新聞では、「大手自費出版社」という、会社名を上げないで書いている「武士の情け」は許せるけれど、でもね、大手自費出版社って、どんな会社?ですか、ひょっとして、大出版社の自費出版取り扱いセクションっていうことかなぁ、まあ、leleleさんが笑いの石投げをしているので、深く追求しないが、大新聞社がいずれも「大手自費出版社」と書いてしまうのは、出版流通のリテラシーがあまりにもなさ過ぎるわけでしょう。
 どちらにしろ、この話題は、過去にも沢山、書いたし、n−291さんのここをクリックすると、膨大な関連データがありますよ、少なくとも、この記事を書いた記者は有識者に電話取材して権威付けのコメントを取る前に読んで欲しいですね。
 でも、いつも不思議に思うのですが、大新聞社はそれこそ、新風舎が足元にも及ばない、大手出版社をも抱えているし、論壇誌も発刊して、出版流通に関する際どい議論もしている。なのに、新聞記事になると、貧しくも、幼稚な記事になってしまうのは、どうしてかなぁと思ってしまう。まあ、再販維持制度に及び腰なのはわかりますが、せめて、捲土重来で、「自己表現ビジネス」の裏表を問う切り口で記事を書いて欲しいですね。
 ★毎日新聞では『自費出版大手「新風舎」』となっている。これなら、正解です。毎日新聞は署名記事ですね。さすがです、北村さん。こういうときに、<自己責任>という言葉を捧げたいですね。自己責任記事。
 参照:ちょっとおっかないけれど、昨日のエントリーの続き - 風の旅人 編集便り 〜放浪のすすめ〜