とうとうネオリベが映画になった。

顔は文脈である。(斎藤環)、♪ナットク!

 映画のストーリーだけ読んでいたら、
 それだけで、興奮してしまった。その映画は『ラザロ』ネオリベラリズムが生んだ怪物、とうとうこのような映画が出来たのか、サブカル雑誌が『政治特集』をやる流れがあるわけだ。
 『STUDIOVOICE』の8月号は、leleleさんの記事で、ジャケ買いしたのもわかる、と言った表紙なのですが、フォントサイズが66、7頁のものはすんなりと読めるのですが、例えば、岡田利規のひとこと、

僕が携わってる演劇と小説という芸術ジャンルはどちらもそれにふれている間だけは人をその政治的状況が強いる時間や論理とは別の時間や論理の中に置くことができるはずのものだから、そのことだけをとっても演劇と小説のどちらもじゅうぶん対政治的つまり政治的なものであり得る。そういう意味においてのみ政治的な芸術家でありたいというようなことを僕は最近は考えております。

 でも、他のページは読むのに苦労しますね、老眼の上に虫眼鏡が時として必要。それでも、例えば、「voice of VOICE」のコラムで、グリーンの地にピンクの文字では、全くお手上げでした。偶にサブカル雑誌を読むと、読む前に視覚のバリアが横たわる。何とかなりませんかね、
 それでも、読みたかった記事、『WAR OR UNION?』で、小熊英二×雨宮処凛ー希望は、組合?!」を目をしょぼしょぼさせながら、読みました。雨宮さんが、赤木さんの『論座』に掲載された「希望は、戦争」という論文を材料にして小熊さんに色々と問題を投げかける。それに対して小熊さんはとても丁寧な答えを返し、読んでいて「ナットクの気づき」がありましたね。
 しかし、この記事も黒地に白字の五段組なので、目に優しくないですね、これじゃあ、本屋で立ち読みは無理です。だから買ったのですが、読み疲れを払拭する面白い記事ではありました。一部、引用しようかと思ったのですが、疲れたのでやめます。
 動画は「ラザロ」と関係がないです。目を癒したいと思っただけです。でも、ネオリベが生んだ怪物マユミは、このような女性かもしれないなぁ…。
 大阪では第七藝術劇場で上映予定ですね。