天下りのようなことは、やめて、

[rakuten:book:12003687:image]権力の読みかた―状況と理論東京から考える 格差・郊外・ナショナリズム (NHKブックス)市民参加のまちづくり コミュニティ・ビジネス編―地域の自立と持続可能性
 「上は市場原理、下は談合(助け合い)」の下流リバタリアン宣言をします。と言うbk1書評をアップしました。
 要は、前小泉政権が小さな政府を標榜して構造改革を行ったとされるが、実際は大きな政府による官治国家が進行している状態ではないか、天下りの構造は民間にもある。知人はある大会社の下請け企業で働いているのですが、このところ人事の季節になると、親会社からの天下りで下請け企業の知人たちは出世の道が殆ど閉ざされているとの愚痴を吐露しているが、こういうのは日常的によく聞く話です。
 玉突き構造は弱い者に向かって下へ下へ流れる。玉を石を投げ返す運動を拡げることは必要でしょう。それにしても、こういう問題を報道しなければならないマスメディアそのものが、そんな企業体質を持っている。
 せめて、大企業労組が、労働政策の失敗のツケを下請け、非正規雇用で、安易に問題解決しようとする流れに積極的に歯止めをかけて欲しいですね。
 既得権益を吐き出す一歩は「強い政府」でないと実行可能性は少ない、「小さな政府」を維持しながら、やれるとしたら、大組織で守られている人たちが、せめて、天下りのようなやり方で、ささやかな組織で頑張っている人たちのポストを奪わないで欲しいですね。そのような節操を要求するのは無理でしょうか?
参照:★蔵研也の日記
 ★松尾匡ホーム・ページ
 ★萱野稔人第13回 戦争の民営化とグローバリゼーション
 ★東浩紀萱野稔人の対談雑記「国家と自由」。
 ★宮島 理就職氷河期世代を読み解くための5つの疑問
 ★オールニートニッポンインターネットラジオ